ビッグデータとリサーチ
ビッグデータ側が、圧倒的なデータ量をもとに、消費者理解という畑に踏み込んでいる、さらに踏み込んでくる現在、従来のリサーチは、彼らと融合することと併せて、彼らが到底追いつけないほど、深くまで土地を彫り込むスキルセットを持つ必要がある。
— Idenarix (@Idenarix) 2015, 7月 1
そして、その多くがデジタルテクノロジー、特に、センサーとソーシャルを高度に活用しているようなパターン。
もちろん、まだまだ技術的にはヨチヨチ歩きな感は否めないけど、技術的なハードルは遅かれ早かれ技術的に克服されるので、「まだ、ホニャホニャだからこんなアプローチダメだよー」とか言ってると、気付いた時には、テクノロジーで遥かに高精度でデータ取得できるサービスまで進化しているパターンも容易に考えられる。
とくに、上記みたいな姿勢の人は、あまりテック系のアンテナが張っていないので、表に現れるまで技術の進化にも気付かないし。
あと5年以内に、普通の定量のほとんどはビッグデータ系データコレクションの補完的なサービスでしかなくなるのではないか。
そして、when where what who howをほとんど自動的に計測できる世の中になったときに、サーベイ屋に残っているのはwhyの部分だけ。
定量とか定性とかの方法論は二の次として、このwhyを深く耕すスケルセットのみが将来的なリサーチャーに残された道だと思う。